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【あら? こんなところに声優さんが… 第16回】あら、あのイメージキャラクターの声を声優さんが……!?

みなさんは街中で「あれ、この声、聞いたことがある?」と思った経験はありますか?
いつも私たちを楽しませてくれる声優さんたちは、実はアニメやゲーム以外にもさまざまな場所で活躍しています。
そこでこのコラムでは、アニメやゲームを追っているだけでは情報が入りにくい、声優さんのお仕事ぶりをピックアップしていこうと思います。
今回は、あの愛くるしい存在にまつわる「あら、こんなところに……!?」なお仕事を紹介します。

◇イメージキャラクターの声をあの声優さんが!
イメージキャラクター(マスコットキャラクター)は、企業や団体、観光スポットのイメージアップのためには欠かせないもの。
個々の商品ではなく、その企業や団体全体を象徴する存在になるため、製作者は長く愛される存在を作り出そうと腐心しています。もちろんその中には「声付き」のキャラクターもいて、キャッチーな声は愛着度を高めることに一役買っています。
そこで今回は、イメージキャラクターにまつわる「あら、こんなところに……」なお仕事を紹介していきましょう。

◇“国際的”なキャラクターの声を担当するのは……
美しいオーロラやムーミン誕生の地として知られる北ヨーロッパの国・フィンランド。
そのフィンランド大使館のマスコット・フィンたんの声を早見沙織さんが担当しています。

キャラクター自体は2011年ごろに登場していましたが、2017年のフィンランド独立100周年&2019年の日本とフィンランドの修交100周年の記念事業としてショートアニメを製作。早見さんには珍しい、快活な男の子演技を見せてくれています。今後も新作アニメが作られる予定とのことで、その予告編も公開されています。

◇あの声優さんの個性が発揮されたキャラクター!
次はいきなりマニアックになりますが、住宅断熱材としてよく使われる人工繊維・ロックウールを扱う「ロックウール工業会」にもイメージキャラクターがいます。
その名も「断熱バンド・ロックウールズ」で、声を担当しているのは小林ゆうさん。

「声」といってもショートアニメなどではなく、ロックウールちゃんというキャラに扮して、ロックウール工業会のイメージソング「レッツロックウール」を歌い上げています。
モコモコでかわいいロックウールちゃん×女性声優のなかでも特段に力強い小林さんの歌声という、際立った個性がぶつかり合った興味深いケースになっています。

◇コアな声優ファンは地方に目を向けろ!?
観光地にもイメージキャラクターはいますが、多くの場合はその地元で活躍されている声優さんや、デビュー数年の新人声優さんが担当されています。しかし声優ファンなら「この人知らないし……」と見逃してはいけません!

東京スカイツリーのマスコットキャラクター・ソラカラちゃんの声は渡部優衣さん、テッペンペンの声は山口立花子さんが担当していますが、それぞれ『てーきゅう』や『アイドルマスターミリオンライブ!』などの作品に出演する前の、まさに新人時代のお仕事でした。

山梨県富士吉田市の観光PRキャラクター・桜織(さおり)ちゃんに山梨県出身の高森奈津美さんが声を当てたのも、『Another』で初ヒロインを演じブレイクの兆しを見せた2012年のことでした。

ほかにも富山県高岡市のイメージキャラクター・あみたん娘のカノン役には声がついた2013年当時『僕は友達が少ない』や『じょしらく』で認知度が高まっていた山本希望さんが起用されていたりと、枚挙にいとまがありません。

ということは、これから生まれるキャラクターに声を当てる新人声優さんにも「未来の人気声優さん」がいるということ。そのときには新たな「あら、こんなところに…!?」なお仕事の誕生となるでしょう。

◇長く愛される存在になるためには「声」も重要!?
以前紹介した「ゆるキャラ」も含めて、全国には無数のイメージキャラクター(マスコットキャラクター)がいるため、そのなかで注目を浴び、長く愛される存在になるのは以外と難しいものです。

その中で、「キャッチーな声」という武器は人に覚えてもらい、愛される存在になるための大きなフックになりえるでしょう。かつては「イメージを守るため」などの理由で、声優さんは非公開の場合が多かったですが、むしろ今は声優さん押しで、声優ファンの認知度から高めていくという戦法も有効なのかもしれません!

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