【ラジオフック第85回】木村昴さんと『ヒプノシスマイク』に宇多丸さんも太鼓判を!?/秦佐和子さんと工藤晴香さんが海外旅行で得た教訓

もともと声優を志していた人が、目標とする先輩と現場で対面を果たす、ということは少なくないと思います。しかし声優になったあと、仕事を通じて他方面の憧れの人と会う、というのは珍しいケースではないでしょうか。今回初めに紹介する番組では、後者にあたる組み合わせのトークが実現。内容も濃密なものとなっていました。

『アフター6ジャンクション(火曜日)』
パーソナリティー:宇多丸(RHYMESTER)、宇垣美里(TBSアナウンサー)
ゲスト:木村昴、m.c.A・T、井上俊之
配信元:TBSラジオ
配信日:10月16日(火)

ラッパーの宇多丸さん(RHYMESTER)が日替わりパートナーとパーソナリティーを務める、月~金曜の帯番組。この日は声優の木村昴さん、別コーナーにミュージシャン・音楽プロデューサーのm.c.A・Tさん、アニメーターの井上俊之さんが登場しました。「カルチャー・キュレーション・プログラム」を謳っているだけあって、多彩なゲストが呼ばれることも特徴的です。

様々な分野のキュレーター(ゲスト)が情報を提供する「カルチャートーク」に木村昴さんが出演。携わっているラップバトルプロジェクト『ヒプノシスマイク』について紹介していました。木村さんが挨拶すると、宇多丸さん、火曜パートナーの宇垣美里さん(TBSアナウンサー)は「さすが、いい声!」と感心。木村さんもRHYMESTERのライブに幾度も足を運んでいると伝え、早々にトークが弾みます。

『ヒプノシスマイク』が2017年秋に始動したこと、男性声優がキャラクターに扮してラップをしていることなど、まずは基本情報を説明。レーベルのキングレコードから(声優では)最初に木村さんに声をかけられた話や、光栄に感じたと当時の心境も明かしてくれました。楽曲を聴いた宇多丸さんは「『すげえ(ラップとして)ちゃんとしてんじゃん!』と思った」「ちゃんとしたラップ作品になっている」とべた褒め。

宇多丸さんは『ヒプノシスマイク』がいかに日本語ラップの特長を活かしているかも語り、7歳からラップを聴いて自身で歌詞も書くという木村さんに「もうラッパーですよ!」と太鼓判を押します。木村さんもプロジェクトを通じて日本語ラップがもっと聴かれてほしい、楽しさが知られてほしい、と、ラップ界へのリスペクトをにじませていました。「声も話もすばらしい!」と絶賛された木村さん、ゲストとして大きな足跡を残したと言えそうです。
 

『秦佐和子と工藤晴香の明神わいふぁい!ラジオ』
パーソナリティー:秦佐和子、工藤晴香、木津レナ(マンスリー局員)
配信元:超!A&G+
配信日:10月15日(月)

続いてこちらは10月から始まった、秦佐和子さんと工藤晴香さんによる動画つき番組。「ふたりが海外旅行の魅力を伝える」をコンセプトに、海外旅行にちなんだトーク、コーナーが展開しています。月替わりパーソナリティーが海外のイベントを紹介する「国際オタクイベント情報局!」というミニコーナーもあり。

おたよりも海外旅行に関したものを多数紹介。今回は「新婚旅行でベトナムに行ったという母に写真を見せてもらおうとしたら、気まずそうな反応をされた。カメラを現地のタクシーに置き忘れてしまって、残っていないから……。おふたりの海外旅行での『やらかし』は?」いうメールが読まれていました。

工藤さんは仕事でカンボジアに行く際、直行便がないため、いったんタイで降りることになったといいます。そこで「やらかし」が。当日は疲れていたため、空港のソファーで眠ってしまったそう。起きて「ヤバい!」と思ったころには飛行機が旅立ってしまい、当日の違う便を買い直すことになったとか。その反省を活かし、どんなに空(す)いていてもソファーやマッサージチェアでは休まないと決めた、と述懐。

秦さんはハワイに行った際、ホテルに着いたら、カバンに入れたスキンケア用品の中身がこぼれ、内側が汚れていたことがあるといいます。「おそらく」と前置きしたうえで、気圧のせいか、あるいは荷物チェックで係員が中身を確かめたあと、フタをちゃんと閉めなかったからか、と推測していました。それを機に液体ものはジップロックに入れるようにしたそう。ふたりのトークを聴くことで、海外旅行での注意点も身につく番組かもしれません。
 

今回の番組紹介は以上です。声のメディアで声のプロ同士が称えあう。なんとも耳心地のいいお話でした。